『倉持仁のコロナ戦記2』

「日常を取り戻すために必要なこと」 コロナ2万人診断、闘う臨床医の提言
〈著者〉 倉持 仁
〈ISBN〉
9784910457048
〈Cコード〉 C0036
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 224ページ
〈発売日〉 2022年11月14日
〈本体価格〉 1,800円

内容紹介

もういいかげんに「当たり前」の医療体制を構築し、コロナ前の日常を取り戻そう!
コロナ患者2万人を診断してきた著者が、そのための方策を提言する。
感染者、死亡者とも最多を記録したコロナ第7波を経て政府は、中学生以上、64歳以下は医療機関に来るなという、医療を「制限」する最悪の政策を打ち出した。
安心して社会経済を動かすためには、いつでも医療機関にかかれる体制がないと難しいと訴える著者は、政府に代わって自前で医療体制を増強し、早期に検査して早期治療できる医療を貫いてきた。
命を守るために、医療現場で闘ってきた倉持医師が日本政府の間違い続けてきた政策を正す、緊急提言! 話題作『倉持仁のコロナ戦記』第2弾。

目次
命を守るために、医療現場で闘ってきた医師が、日本政府の間違い続けてきた政策を正す。
序章 政府の「Withコロナに向けた政策の考え方」が危険すぎる
第1章 オミクロン株の脅威 なぜ子供や若者も亡くなっていったのか
第2章 第7波への備える
第3章 第7波、最大の危機 切り捨てられる患者を救った最新検査と遠隔診療
第4章 第5章「安心できる日常を取り戻すために必要なこと」前編、後編

〇PCR検査で確実にコロナとインフルを区別する
〇抗原検査では陽性者を見逃して高齢者と子供に感染させる
〇コロナ診療をする医療機関を増やす方法
〇早期検査と早期治療で重症化させない
〇重症化の基準が間違っている
〇コロナ対策の地方丸投げをやめよ
〇コロナ診療のための法整備を
〇2類5類問題について
〇コロナを診療しない医師会はいらない!

終章 医療制度が壊されたままでいいのか

付録「自宅放置死遺族会」共同代表・高田かおりさんとの対話

プロフィール

倉持 仁

1972年栃木県宇都宮市生まれ。宇都宮高校を経て東京医科歯科大学、同大学院卒業。 東京医科歯科大学医学部付属病院呼吸器内科などを経て、2015年9月インターパーク倉持呼吸器内科院長。2020年5月民間検査会社にPCR検査委託開始。同年6月東京医科歯科大学との共同研究によりコロナウイルス抗体検査。同年8月コロナ発熱外来サポートデスク、9月コロナ感染者フォローアップ外来を立ち上げ、11月国立遺伝学研究所川上浩一教授と研究協力を開始。2021年PCRセンター宇都宮稼動。2月コロナ入院病床開設。8月コロナ外来病床開設。9月コロナ重症病床開設。2022年3月参議院予算委員会公述人。7月全国対象の遠隔診療開始。10月東京医科歯科大学客員教授就任