BOOK

少女人身売買と性被害

「強制売春させられるネパールとインドの少女たち」その痛みと回復の試み
〈著者〉 長谷川まり子
〈ISBN〉
9784910457055
〈Cコード〉 C0036
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 240ページ
〈発売日〉 2024年6月7日
〈本体価格〉 1,800円

内容紹介

新潮ドキュメント賞作家の集大成。

ネパールだけで、年間7千人もの女性がインドの性産業に人身売買されている。10代で見知らぬ男の相手をさせられる性被害の極致。生き地獄のような日々のなか、心身を病んでいく女性たちがいる。貧困と女性差別を背景とした被害は後を絶たず、コロナ後、被害者は増加傾向にある。認定NPOの代表として、取材者として30年近く問題に向き合ってきた著者が、長期間の取材をまとめた。日本・インド・ネパールの国際NPO・NGOの連携によって見えてきた、心と体に深刻な傷を負った女性たちの売春宿からの救出と回復へ向けたケア、被害予防の試みと必死に生き抜く女性たちの姿をルポ。第7回新潮ドキュメント賞受賞作『少女売買 インドに売られたネパールの少女たち』のその後と16年後に見えてきた、自立へ向けた希望の光を描く。

 

目次

第1章 人身売買被害者を救うために

第2章 インドの売春宿、その歴史と現状

第3章 救出された少女たちの社会復帰

第4章 保護されても救われなかった女性たち

第5章 コロナ禍と人身売買

第6章 エカトラ・新しい回復のプロジェクト

プロフィール

長谷川 まり子

1965年岐阜県生まれ。NPO法人ラリグラス・ジャパン代表。ノンフィクションライターとして、取材過程でインド・ネパールの越境人身売買問題を知りライフワークに。1997年に「ラリグラス・ジャパン」を立ち上げ、代表として活動を続ける。『少女売買~インドに売られたネパールの少女たち』(光文社)で第7回新潮ドキュメント賞を受賞。著書はほかに『インドへ行こう』(双葉文庫)、『がん患者のセックス』(光文社)、『わたしは13歳 今日売られる ネパール・性産業の闇から助けを求める少女たち』(合同出版)など

 

『倉持仁のコロナ戦記2』

「日常を取り戻すために必要なこと」 コロナ2万人診断、闘う臨床医の提言
〈著者〉 倉持 仁
〈ISBN〉
9784910457048
〈Cコード〉 C0036
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 224ページ
〈発売日〉 2022年11月14日
〈本体価格〉 1,800円

内容紹介

もういいかげんに「当たり前」の医療体制を構築し、コロナ前の日常を取り戻そう!
コロナ患者2万人を診断してきた著者が、そのための方策を提言する。
感染者、死亡者とも最多を記録したコロナ第7波を経て政府は、中学生以上、64歳以下は医療機関に来るなという、医療を「制限」する最悪の政策を打ち出した。
安心して社会経済を動かすためには、いつでも医療機関にかかれる体制がないと難しいと訴える著者は、政府に代わって自前で医療体制を増強し、早期に検査して早期治療できる医療を貫いてきた。
命を守るために、医療現場で闘ってきた倉持医師が日本政府の間違い続けてきた政策を正す、緊急提言! 話題作『倉持仁のコロナ戦記』第2弾。

目次
命を守るために、医療現場で闘ってきた医師が、日本政府の間違い続けてきた政策を正す。
序章 政府の「Withコロナに向けた政策の考え方」が危険すぎる
第1章 オミクロン株の脅威 なぜ子供や若者も亡くなっていったのか
第2章 第7波への備える
第3章 第7波、最大の危機 切り捨てられる患者を救った最新検査と遠隔診療
第4章 第5章「安心できる日常を取り戻すために必要なこと」前編、後編

〇PCR検査で確実にコロナとインフルを区別する
〇抗原検査では陽性者を見逃して高齢者と子供に感染させる
〇コロナ診療をする医療機関を増やす方法
〇早期検査と早期治療で重症化させない
〇重症化の基準が間違っている
〇コロナ対策の地方丸投げをやめよ
〇コロナ診療のための法整備を
〇2類5類問題について
〇コロナを診療しない医師会はいらない!

終章 医療制度が壊されたままでいいのか

付録「自宅放置死遺族会」共同代表・高田かおりさんとの対話

プロフィール

倉持 仁

1972年栃木県宇都宮市生まれ。宇都宮高校を経て東京医科歯科大学、同大学院卒業。 東京医科歯科大学医学部付属病院呼吸器内科などを経て、2015年9月インターパーク倉持呼吸器内科院長。2020年5月民間検査会社にPCR検査委託開始。同年6月東京医科歯科大学との共同研究によりコロナウイルス抗体検査。同年8月コロナ発熱外来サポートデスク、9月コロナ感染者フォローアップ外来を立ち上げ、11月国立遺伝学研究所川上浩一教授と研究協力を開始。2021年PCRセンター宇都宮稼動。2月コロナ入院病床開設。8月コロナ外来病床開設。9月コロナ重症病床開設。2022年3月参議院予算委員会公述人。7月全国対象の遠隔診療開始。10月東京医科歯科大学客員教授就任

 

「戦争がもたらすものを撮る」

沖縄戦映画『島守の塔』監督・五十嵐匠の軌跡
〈著者〉 堀ノ内雅一、五十嵐匠
〈ISBN〉
9784910457031
〈Cコード〉 C0074
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 320ページ
〈発売日〉 2022年8月5日
〈本体価格〉 2,300円

内容紹介

コロナ禍による1年8カ月の中断を乗り越えて完成した奇跡の映画『島守の塔』。監督・スタッフ、萩原聖人・村上淳・吉岡里帆らのキャストが「命どぅ宝」(命こそ宝)を伝えたいと困難に挑んだ製作ドキュメント。貴重な製作過程を五十嵐匠監督のロングインタビューを中心に記す。

映画『島守の塔』はウクライナ危機で世界が緊迫する2022年夏から秋に公開される。第二次世界大戦末期に、兵庫県出身の島田叡と栃木県出身の警察部長・荒井退造といった本土から派遣され戦火に散った二人の官僚と沖縄県民の姿を描き、命の大切さを訴える映画。
またこの本は、厳しい日本映画界で30年以上、自分の企画でお金を集めて映画を作り続けてきた監督・五十嵐匠の物語でもある。室田日出男を起用した劇場デビュー作『津軽』から『島守の塔』までの制作秘話を満載。映画人、支援者たちが、映画にかける思いを語る。監督・五十嵐匠の軌跡を立教大学時代からの盟友であるライターの堀ノ内雅一がインタビューした。日本の映画制作の現場で奮闘してきた一映画監督の姿をとおして、日本のコンテンツ作りのあり方にも一石を投じる書です。

登場作品
『津軽』『ナンミン・ロード』『兼高かおる世界の旅』『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『天国までの百マイル』『みすゞ』『HAZAN』『アダン』『十字架』『二宮金次郎』『島守の塔』ほか

序章 映画『島守の塔』「1年8カ月」の撮影中断の前に」

第1章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る①~撮影中断の経緯と「命どぅ宝」

第2章「生い立ち」混沌を愛する少年だった

第3章『津軽』『ナンミン・ロード』 「30歳手前で必ず劇場用映画を撮るんだ」

第4章『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』 戦争と向き合う

第5章 映画監督では食えない

第6章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る② 「瀕死の映画をみんなで救いあげる」

第7章『天国までの百マイル』『みすゞ』『十字架』 『天国までの百マイル』の挫折から地方創世映画へ

第8章『二宮金次郎』 見えてきた新しい映画のかたち

第9章『島守の塔』戦争がもたらすものを撮る③「生きろ! 生きてくれ! 生きて家に帰るんや! 」

終章「自分の中の戦争への思いが『島守の塔』へ集約された」

 

プロフィール

堀ノ内雅一

1958年北九州市生まれ。小倉南高校を経て立教大学文学部日本文学科卒。ノンフィクションライターとして、「女性自身」の人物ドキュメント「シリーズ人間」をはじめ、さまざまな社会現象・事件のなかに息づく人間存在にスポットを当てて取材を続けている。著書に『阿部定正伝』『草原の人 美空ひばりからの手紙」など。

 

五十嵐匠

1958年青森市生まれ。弘前高校を経て立教大学文学部日本文学科卒。在学中から映画制作を始め、89年『津軽』劇映画デビュー。岩波映画で四宮鉄男に師事。TBS『兼高かおる世界の旅』にもスタッフとして参加する。監督作品に『SAWADA』『地雷を踏んだらサヨウナラ』『みすゞ』『二宮金次郎』など。最新作に『島守の塔』。

 

『倉持仁の「コロナ戦記」』

早期診断で重症化させない治療で患者を救い続けた、闘う臨床医の記録
〈著者〉 倉持 仁
〈ISBN〉
9784910457017
〈Cコード〉 C0036
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 224ページ
〈発売日〉 2021年10月18日
〈本体価格〉 1,800円

内容紹介

コロナ治療最前線の現場から見た、患者放棄と政治の無策の実態。医療現場から見た、後世に残すべき記録として、コロナ対策の検証資料として必読の1冊です。
倉持医師は新型コロナ禍のさなか、『Nスタ』(TBS系)で菅前首相、小池東京都知事に辞任勧告してツイッターのトレンド1位になった、コロナで最も注目される医師。その、初の著書です。
患者が自宅に放置される状況に、「国民が等しく、いつでもどこでも医療を受けられるはずの国民皆保険制度を崩壊させる政治でいいのか」と、マスメディアやSNSで訴えながらコロナ治療に奔走してきたこの1年半。薬や医療物資がなくなるなか、PCR検査センターを開設。突貫工事でコロナ病床を建設し、260例の患者を救っていく様子はまさに戦場さながらでした。
早期診断、早期治療で治せるはずの新型コロナでなぜ1万7千人以上の国民が亡くなったのか。日本の医療や政治のあり方を考え直し、同じ過ちを繰り返さないための貴重なドキュメントです。
話題になった著者のツイッターを紹介しつつ、無策の政府に代わって患者のために奔走した理由を生い立ちから明らかにします。

  • はじめに 「患者さんを治すためなら命がけでやれ」医療の師匠に教わったこと
  • 第1章  ドキュメント第5波 現場の惨状を見てください。菅前首相に辞任を突き付けた理由
  • 第2章 「生い立ち」「医学生時代」~闘う臨床医のルーツ~スパルタの父と「人間を診る」吉澤先生
  • 第3章 「臨床医として地域で生きる」 発熱外来をいち早く設置
  • 第4章 ドキュメント第1波、第2波、第3波 検査が足りない――自院にPCRセンターを開設
  • 第5章 ドキュメント第4波、第5波 入院病床建設で確立された治療法
  • 第6章 新型コロナの早期治療法 第6波への備え方と国民皆保険制度を守るために
  • 第7章 臨床医の私が考える地域貢献
  • あとがき わくわくできて人の役に立つことを

プロフィール

倉持 仁

1972年栃木県宇都宮市生まれ。宇都宮高校を経て東京医科歯科大学、同大学院卒業。 東京医科歯科大学医学部付属病院呼吸器内科などを経て、2015年9月インターパーク倉持呼吸器内科クリニック院長。2020年5月民間検査会社にPCR検査委託開始。同年6月東京医科歯科大学との共同研究によりコロナウイルス抗体検査。同年8月コロナ発熱外来サポートデスク、9月コロナ感染者フォローアップ外来を開始、11月国立遺伝学研究所川上先浩一生と研究協力を開始。21年PCRセンター宇都宮稼動。2月コロナ入院病床開設。8月コロナ外来病床開設。9月コロナ重症病床開設。

 

日本の医療崩壊をくい止める

「コロナ禍の医療現場」からの警鐘と提言
〈著者〉 本田宏・和田秀子
〈ISBN〉
9784910457000
〈Cコード〉 C0036
〈判型〉 四六判並製
〈ページ数〉 272ページ
〈発売日〉 2021年2月12日
〈本体価格〉 1,900円

内容紹介

なぜPCR検査数が増えないのか? なぜ保健所は減ってしまったのか? なぜすぐに病床数を増やせないのか? 勤務医として約20年間、医療危機を訴えてきた本田宏が、新型コロナ禍で崩壊の危機に瀕する日本医療の、根本にある問題を解き明かす。医療や福祉の予算を抑制する「医療費亡国論」の呪縛を解き、日本を安心して生きられる社会にするために欠かせない1冊。コロナ禍の医療従事者が訴える「医療崩壊」の実態も取材。今こそ、日本の医療・福祉のあり方を考え直してみませんか?

  • はじめに 新型コロナ禍で可視化された日本医療の貧困
  • 序章 医療崩壊のツケを国民が払わされる
  • 第1章 ルポ 新型コロナで崩壊していく医療現場
  • 第2章 繰り返されてきた医療崩壊
  • 第3章 医師を追い込み、患者を危険にさらす「医師の過酷な働き方」
  • 第4章 「日本の少ない医療費が患者を、医師を苦しめる」
  • 第5章 切り捨てられる地域医療と患者たち
  • 第6章 公立・公的病院の独法化で起きること
  • 第7章 医療再生のための提言
    • 第1部 医療関係者からの提言
    • 第2部 医療・福祉を削減するこれまでの大きな流れを変えるために

プロフィール

本田宏

1954年福島県郡山市生まれ。医師(外科医)。1979年弘前大学医学部卒業後、同大学第一外科入局。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、1989年埼玉県済生会栗橋病院外科部長に。2001年同病院副院長を経て、前埼玉県済生会栗橋病院院長補佐。NPO法人医療制度研究会副理事長。医療現場での経験から長年、医師不足や医療費抑制の問題を訴えてきた。著書に『本当の医療崩壊はこれからやってくる!』(2015年洋泉社刊)、『高齢期社会保障改革を読み解く』(共著、2017年自治体研究社刊)、『Dr.本田の社会保障切り捨て日本への処方せん』(2018年自治体研究社刊)など。

和田秀子

一般社団法人ままれぼ出版局代表。出版社やWeb制作会社を経て2010年よりフリーランスライターに。以後、人物ルポや、移民労働問題・食・基地問題・原発事故・医療などの問題を中心に取材を重ね、週刊誌などで執筆。2019年に「一般社団法人ままれぼ出版局」を起ち上げ、被ばく問題などを扱う雑誌やブックレットを発刊している。